令和4年第3回塙町議会定例会が6月9日に開かれた。
会議では、議事日程に基づき様々な議案が討議された。議長の割貝寿一氏は、会議の冒頭で出席議員を確認し、会議録署名議員として吉田広明氏と青砥與藏氏を指名した。今定例会の会期は6月9日から14日までの6日間と決定した。
また、承認第3号として提出された専決処分について、町長の宮田秀利氏が「令和3年度塙町一般会計補正予算(第7号)」に関する理由を説明した。この補正予算には、歳入歳出ともに約1億8,942万円の追加が認められ、79億6,248万円に達する見込みである。
更に、令和4年度塙町国民健康保険税条例の一部改正に関する議案の説明があった。これは、法改正に基づくもので、国民健康保険税の限度額を見直すことが目的だ。この改正案については、県に提出した意見が反映された結果だと報告された。
傍聴席からは、議員たちによる質疑応答も行われ、特に塙町の公共資金の使用法や新型コロナウイルス感染症対策について多くの意見が寄せられた。環境課長の鈴木康夫氏は、「新型コロナウイルス対策として、地域振興事業を進める重要性を強調した」と述べ、地域経済の早期回復を願った。
議案の中で注目されたのは、塙町生活環境課の予算に関するもので、同課では環境への影響を考慮した新たな施策の見直しが求められた。議員からは「住民の生活向上と環境保護を両立させるために、さらなる支援が必要」との声が上がった。将来にわたり持続可能な施策が求められている。
会議の締めくくりには、今後も議会の透明性を高めつつ、町民の意思をしっかりと受け止めて運営していくとの宣言が議長よりあった。これにより、議会は効果的な運営を目指し、地域課題の解決に向けた具体的な取り組みを進める意向を示した。