9月16日、令和3第6回塙町議会定例会が開かれ、複数の条例案が可決された。特に、塙町税特別措置条例の改正においては、議員から質疑があり、特別償却設備について議論が交わされた。
町民課長の近藤正伸氏は、特別償却資産の内容について説明し、高価な設備における特別償却の適用基準を明確にした。この改正について、吉田克則議員からは具体的な設備内容に関する質問があり、経過措置に関する内容が説明された。
また、東日本大震災による被災者への国民健康保険税等の減免を含む条例も可決され、被災者支援が重要視される一方で、一般会計補正予算も同時に承認された。
さらに、過疎地域持続的発展計画の策定についても討議が行われ、特に子供の貧困対策に関連する施策は議員間で意見の分かれるテーマであった。吉田広明議員は、表現に対する配慮を求め、地域食堂の設置の必要性を訴えた。
町長の宮田秀利氏は、子供たちを支援する施設の名称変更を考えていることを述べ、支援に対する意欲を示した。この計画に関する討論では、感謝の言葉や難しさが述べられ、最終的にはよりよい形を目指す方針が強調された。
最後に、コロナ禍によって厳しい財政状況に対処するための意見書案が承認され、政府に対し地方税財源の充実が求められた。