令和5年3月8日、塙町議会は第1回定例会を開催し、複数の予算案が説明された。
特に注目されるのは、令和5年度塙町一般会計予算である。健康福祉課長の星周児氏は、「保健衛生総務費として9,981万2,000円を計上し、前年より451万2,000円の増」と述べ、具体的には子育てサロンスタッフの報酬が含まれると説明した。
また、一般会計予算の中には、妊婦健康診査委託料として485万8,000円が盛り込まれており、地域住民への支援が図られることが強調された。生活環境課長の鈴木康夫氏も、環境衛生費の762万5,000円の計上について、「前年比30万4,000円の増額で、環境美化推進業務を行う」と述べ、町の環境整備に貢献していく意向を示した。
次に、令和5年度の国民健康保険特別会計予算について説明があり、健康福祉課長の星周児氏は、県から交付される交付金の重要性を強調。予算案の中で、医療費の支出実績に基づく計算が行われる旨も説明された。
さらに、介護保険特別会計予算については、国庫支出金を中心に、11億1,038万円の支出が計画されている。福祉用具や住宅改修の支給に関連する費用が含まれており、特に高齢者福祉の充実が求められる中、適切な支出が行われることが期待される。
その後、議案第21号から第26号までの質疑を省略し、予算決算常任委員会に付託することが決定された。この結果、長期的な町の財政運営が関わる各種予算案について、今後の審査が進むことが予想される。
塙町では、持続可能な公共サービスを目指し、地域住民のニーズに対応した施策を展開していく方針が示されている。議案が承認されることで、地域の発展と福祉向上が更に推進されることが期待される。