令和3年6月10日、塙町役場で第5回塙町議会定例会が開かれた。
議長の割貝寿一氏は、議事日程を報告し、その後、記録署名議員として吉田広明氏と青砥與藏氏を指名した。
会期の決定では、今回の定例会が6月10日から14日までの5日間に設定されることが確認された。議会運営委員会からの報告によると、本定例会には町長提出の議案が9件、報告が3件、計12件がある。これに加えて、議員発議1件と追加議案1件が含まれる見込みだ。
日程第3では、議案第38号から第46号まで一括説明が行われた。町長の宮田秀利氏は、議案の趣旨や目的について説明した。特に議案第41号は、塙町国民健康保険税条例の改正についてであり、令和3年度の国民健康保険税の本算定を行うため、案分率の改定が盛り込まれている。
この改正により、国民健康保険税の負担が見直されるが、町内の保険加入者に対し、できる限り負担を抑えた形での見直しが求められた。
七宮広樹氏(総務常任委員長)は、新型コロナウイルス関連予算における支出の状況を報告した。特に、塙町エール商品券交付事業が町民から高い評価を受けたことが報告され、経済効果の側面でも好意的な影響を果たすことが期待されている。他にも、子育て世帯への応援金制度についても迅速な対応が評価された。
また、下重義人氏(経済常任委員長)は町道北野松岡線計画の進捗状況について言及した。この新設計画は、交通の円滑化や渋滞緩和に寄与することが期待されており、地域住民の生活環境の向上にもつながると考えられている。
議案発表後、質疑応答が行われ、各議員が自らの地域や関心事に関連する質問を投げかけ、その場で対応や回答が示された。これに伴い、議会作業が進行していく様子がうかがわれた。
最後に、全議案が議会で審議を経た後、6月14日の最終日に向けて、全員協議会や各種委員会が控えていることが告げられ、本日の議会が閉会された。