令和5年12月、塙町議会の定例会が開かれ、様々な議題が討議された。特にふるさと納税については、町の収入源としての重要性が強調され、鈴木茂議員は、塙町のふるさと納税の実績を踏まえ、さらなる努力を求めた。町長の宮田秀利氏は、今年の寄附金が592万円で低迷している現状を挙げ、返礼品の魅力を向上させる必要性を述べた。特に米や地元の特産品を活用したプロモーションを考慮していく方針が示された。
また、町内の子ども食堂「はなまるはうす」は好評であり、登録者数は28名に達した。教育長の秦公男氏は、子供たちが楽しく学びながら交流できる場としての役割を強調した。運営にはボランティアが多く参画している一方、今後は高齢者との交流も検討される。
環境教育については、学校教育の一環として行われ、子供たちに自然を大切にする心を育てる活動が進められていることが報告された。教育長は、各学校での具体的な取り組みを挙げつつ、地域の特色を生かしたカリキュラムの重要性を訴えた。
脱炭素社会の実現に向けては、町が目指すべき方向性が議論され、株式会社日軽金属との連携で小水力発電の実証実験が行われる予定であることが発表された。これにより町民の電気代の削減と環境への貢献が期待されている。
最後に、在宅介護支援に関する施策が町民から注目されている中、町は様々な支援策を提供する必要があるとの意見が出た。特に、介護を担う家族への感謝を表す取り組みの必要性が強調され、町長は今後検討を進める意向を示した。