令和元年第4回塙町議会臨時会が7月4日に開催された。
今回の議題は、老朽化した消防ポンプ自動車の更新に関するものである。議案第47号として提案され、取得価格は2,134万円となっている。消防団に継続的な消防活動を行わせるための重要な取り組みとされている。
議会では、町長の宮田秀利氏が提案理由を説明した。彼は、「今回の取得は、22年使用された消防ポンプ自動車の老朽化に伴い、最新型のポンプ自動車を導入するためのもの」と述べた。
質疑応答では、小林達信議員が消防車の運転に関する課題を提起した。自動変速機能を持つ消防車が消防団員にとって扱いづらいのではないかと懸念を示し、「消防団員には、手動変速の免許も取得してもらう必要がある」と提言したのに対し、宮田町長は消防団幹部に相談する意向を示した。
また、議会では消防ポンプのメーカーについての質問もあった。消防団員たちが事故に遭遇しないよう、運転に関する見直しも重要だとされている。議会においては、これからも消防団員の運転技術向上を促す方針が求められることとなった。
この日、議案第47号は異議なく可決され、行政としてのリーダーシップが期待される。更新後の消防車両に対しては、今後メンテナンス面での契約も重要な課題となると見られている。塙町としては、消防団の安全を第一に考えつつ、これからの取り組みを進めていく方針である。そして、閉会が宣告されたのは午前10時23分、議事は終了した。