令和2年第2回塙町議会定例会が開催され、各議員が重要なテーマについて議論した。
新型コロナウイルス対策に関して、中小企業や町民への支援策が議論された。議員の小峰由久氏からは、塙町のコロナウイルス対策本部の設置及び、その後の経過についての質問があった。町長の宮田秀利氏は、各課が連携し、情報提供を行っていると答えた。また、町民への周知方法についても回覧板の利用や不特定多数の集会の中止が示された。
塙工業高校の存続問題につきましては、高校存続を巡る要望活動が議論され、特に高校存続を求める声が強調された。団体での要望も重要視される中、町長は今後も持続可能な支援を行う意向を示した。
災害復旧状況については、昨年9月に発生した台風19号の影響で、河川や道路が甚大な被害を受けたことが報告された。町長によると、被害額は約6億円に達し、復旧作業は順調に進んでいると強調した。特に、上流部の河川の堆積物や流木撤去が必要であり、これに対する計画が進行中であることが述べられた。
また、農業用水の供給状況に関しては、釜藤堰の復旧作業により、農家への水利が回復する見通しであり、今後、仮設の水路を使用して水を供給できるとのこと。いくつかの地域で作付が可能であるという見解も示された。
水稲カメムシの防除策についても言及され、特にドローンによる防除が検討されており、米農家の方々からの需要が高まっている。政策を導入する背景には、イノシシやマダニなどの有害な野生動物への対策が含まれており、特に冬の暖かさが影響を及ぼすことが懸念されている。
森林の整備事業に関しては、町内の森林への動きが進んでおり、年間120ヘクタールの施業計画が提案されている。町長は今後も事業が滞らないよう継続的なサポートを求めている。