塙町の令和元年第7回臨時会が令和元年12月2日に開会した。
本会議では、まず初めに会議録署名議員の指名が行われ、次に会期の決定が行われ、会期は本日1日間とされた。議事日程には、事務調査に関する決議案や専決処分に関する案件が上程された。
特に注目すべきは、発議第3号の事務調査に関する決議案である。この件について鈴木安次氏が提案した。鈴木氏は、宮田秀利町長が官製談合防止法違反容疑で書類送検されたことを受け、議会として再度調査する必要があると強調した。議会が町民の信頼を得るためにも、この調査が避けて通れない道であると訴えた。
しかし、一部の議員からは、既に司法の手が入っている状況下で調査を行う必要があるのかという声も上がった。小林達信氏は、司直の捜査が進行中であるため、調査を行っても何が明らかになるのか疑問であるとの見解を示した。
その中で、議会が町民に対する説明責任を果たすことが求められることや、議会が持つ調査権の重要性が再確認された。鈴木氏は、特別調査委員会の設置に賛成する意見を述べ、その必要性を訴え続けた。
最終的に、発議第3号は賛成多数で可決され、特別調査委員会の設置が決定された。この委員会は、定住促進住宅建設工事に関連する入札問題を調査し、町民に対し透明性を持って説明する役割を担う。
並行して、承認第6号から第8号に関する専決処分が報告され、予算の補正が承認された。これらの処分については、主に災害復旧費や民生費などが増額された内容となっている。