令和元年第3回塙町議会定例会が、6月12日に始まり、重要な議題が多数扱われる。
日程では、まず会議録署名議員の指名が行われ、鈴木安次氏と小峰由久氏が選ばれた。これに続き、会期が本日から6月14日までの3日間に決定された。
さらに、町長の宮田秀利氏は議案第39号から第46号まで、一括して提案理由を説明した。特に議案第39号では、令和2年4月に開園予定の塙町立はなわこども園の設置に関する条例が議題となった。教育課長の佐藤光一氏は、この施設が塙町立保育所と幼稚園を包括したものであることを強調。
議案42号の介護保険条例改正案では、消費税増税に伴い住民税非課税世帯の保険料軽減が訴えられた。健康福祉課長の藤成寛味氏は、さらに具体的な減額内容を示し、地域の福祉向上に向けた強い意欲を表した。
経済常任委員会の鈴木茂氏は、橋梁補修工事と林道補修工事の進捗状況を報告した。これに基づき、塙町のインフラ整備への取り組みが浮き彫りになった。
また、総務常任委員会が行った調査結果も報告された。保育園の運営状況については、人数が十分でない中でもしっかりとした対応が求められていることが指摘された。調査報告を行った鈴木安次氏は、保育士の不足と業務負担増加に危機感を伝えた。
議案第44号の塙町過疎地域自立促進計画の変更については、橋梁補修や林道補修が過疎対策事業債の対象に追加されることが決定。
議案第45号では、一般会計補正予算が審議された。歳入と歳出に関してそれぞれ増額が提案され、地域振興への影響が期待されるところ。
最後に、議長が本日の日程終了を宣言。議員たちの活発な意見交換と報告が行われ、議会の透明性と住民への責任が強調された。全体として、塙町議会における行財政見直しと効率的な運営が求められたことが伺える。