令和2年6月11日、塙町議会が定例会を開催し、重要な議題が取り上げられた。
今回、特に注目されるのは、旧常豊小学校と旧塙幼稚園の利用計画に関する報告である。
総務常任委員長の七宮広樹氏によれば、旧常豊小学校の2020年度の維持管理費が約225万円に達し、適切な管理が行われているとのこと。しかし、コロナ禍による制約により、再利用品の処理が進まず、一部は役場の書類置き場として使用されている状況だ。また、昨年より法人が施設を利用しており、今後は利用促進が求められているという。
旧塙幼稚園の改築については、学童保育の場にする計画であり、工事が進行中である。建物内の変更があり、使用開始予定が遅れる可能性も示唆された。
また、経済常任委員会では、昨年の東日本台風による被害状況を報告した。復旧事業は229箇所で、96%の契約が済んでいるが、復旧はこれから本格化する見込みである。特に、近年問題視されている農地の復旧についても言及されたが、約90%の農地が今年度の作付けに間に合うとのことだ。
議会では、新型コロナウイルス感染症による生活への影響を考慮し、今後の救済策についても議論され、特に国民健康保険税の減免に関する議案が承認される見込みである。この法律の施行により、収入が減少した被保険者の負担が軽減されることが期待されている。
本定例会では、これらの重要な議題に加え、福祉や教育、経済振興に直結する議案も多く、5日間の会期中に様々な案件を審議する予定である。
今後の議会の動きと町民の生活改善に寄与する施策に、市民の関心が高まっている。