令和3年第6回塙町議会定例会が9月9日に開催され、様々な重要な議題が報告された。
議長の割貝寿一議員は会議に先立ち、出席議員が定足数に達していることを確認した。その後、議事日程に従い、会議録署名議員の指名と会期の決定が行われた。
本会議の主要な議題には、GIGAスクール授業の概要と学校給食センターの運営状況が含まれている。総務常任委員会の七宮広樹委員長は「GIGAスクールでは、小中学校合わせて555台のタブレット端末が導入され、授業においては教師と生徒が効果的に活用している」と報告した。特に、授業の進行がスムーズであったことに安ど感を示した。
また、学校給食センターについては、塙町の給食が地元食材を活用し、栄養バランスを考慮したメニューで提供されていると紹介された。七宮委員長は「特に食物アレルギーを持つ生徒への配慮が重要であり、保護者との確認を怠らないよう努めている」と述べた。
続いて、経済常任委員会の下重義人委員長が道の駅はなわの施設管理について説明した。「道の駅はなわは平成15年にオープンし、今なお地域交流の重要な場所である。新型コロナの影響により来客数は減少したが、管理運営はしっかり行われている」と強調した。
さらに、林業アカデミーの実習林の管理状況についても報告された。江田一寛農林推進課長は「林業アカデミーふくしまを利用した新たな林業の人材育成が期待される」と賛同を得た。参加議員は、地域資源を最大限に活かし、持続可能な社会を目指す必要性を再認識した。
このほか、町長の行政報告においては、コロナ禍での特別定額給付金事業や地域支援策の実施、並びに新たな庁舎建設計画が説明された。宮田秀利町長は「住民一人ひとりの生活向上に繋がる施策を懸命に推進していく」と語り、議員と町民の協力を求めた。
今後の塙町は、地域住民と共に、教育施策や地域経済の振興、新型コロナウイルス対策など、様々な課題に取り組んでいく方針を示している。