令和4年4月26日、行橋市議会臨時会が開催された。
本会議では、会期と議事日程の決定、組合議会議員の選挙などが行われた。各議案について市議たちが活発に質疑を行い、重要な意見が交わされた。
まず、日程第1では会期並びに議事日程が決定された。議会運営委員会委員長の藤木巧一氏が、議会の協議結果を報告した。付議案件は合計4件であることが確認され、議員らはこれに了解した。
日程第2では、行橋京都メディカルセンター組合議会議員の選挙が行われ、議長が指名した5名が当選した。
さらに日程第3には、行橋市税条例の一部改正についての報告があった。市長の工藤政宏氏は、コロナ禍での経済回復を求めた上での法改正について説明した。住宅ローン減税の適用期限延長や省エネ性能が高い住宅への支援強化が挙げられ、この報告が質疑に入った。
協議では、豊瀬尉氏が報告内容の訂正を求め、工藤市長が誤読を認めた。続いて德永克子氏からは、教育委員任命のビジョンについて質問がなされた。工藤市長は、教育現場の経験者を選任し、多様な見解による議論を推進したいとの意向を示した。
今臨時会では、報告第2号としての行橋市税条例改正の専決処分が全員一致で承認された。しかし、議案第23号の行橋市教育委員会委員の任命については、賛成6票、反対3票と票が割れ、賛成少数とされ、不同意の決議が下された。
次に議案第24号については賛成多数で承認された。市長工藤氏は、議員の発言に感謝し、今後も市政の運営に努めることを述べた。
最後に、行橋市議会は、今回の臨時会の議録に署名する議員を指名し、閉会を迎えた。市長は次回の5月臨時会にも重要な事項を提案する意向を示し、閉会の挨拶とした。