令和6年の第1回定例会が3月21日に開催された。この会議では、一般質問が行われ、さまざまな重要なテーマが議論された。
中尾昌廣議員は、ケアラー支援の強化と新北九州空港の利活用について質問した。
まず、ケアラー支援については、昨年12月に制定されたケアラー支援条例が今後の施策にどのように影響を与えるかが焦点となった。
中尾議員は、「ヤングケアラーの認知度が低く周知が必要」と強調し、町民が利用できる支援やサービスのあり方について意見を求めた。
これに対し内田町長は、ケアラー支援の重要性を認識し、具体的施策を推進する考えを示した。また、農業の担い手不足に関する懸念も示され、放棄地の有効活用が必須であるとの認識が共有された。
続いて、新北九州空港の利活用についての質問が行われた。中尾議員は、物流拠点としての空港機能向上や、農林水産物の輸出拡大を求めた。町長は「地域における物流の利便性向上が重要である」とし、今後の施策にイントロ部分があることを示した。
次に、柿野義直議員が産業振興について質問した。新たに設立される産業振興課の組織構成や、農業助成金の具体的支援内容についても言及された。柿野議員は「中山間地の農業維持のためには個別の支援が必要」と主張し、町としての具体策を問うた。町長は、町の財政状況を考慮しつつ、今後の施策を調整する意向を示した。