令和6年6月11日、みやこ町議会の定例会が開催され、様々な重要な問題について議論された。特に、田中勝馬議員が提起した特定事業主行動計画の進捗状況が注目を集めた。この計画では、職員が仕事と育児を両立できる環境作りが求められる。町長の内田直志氏は、過去3年間で女性職員の採用割合が50%であるとし、その取り組みについて説明した。また、人口減少に関しても議論された。民間の有識者グループが予測する未来の消滅可能性については、町として施策を考慮する必要性を強調した。
さらに、スクールバスの乗降時の安全対策についても議論され、学校教育課長の川本英紀氏が運行中の安全管理システムの導入を含む取り組みを提案したと話した。町は、今後も乗降時の安全対策を重視し、さらなる改善を目指している。また、再生可能エネルギーの導入については、松本潤議員が太陽光パネルによる火災リスクについて警鐘を鳴らし、町長が条件付きで進める意向を示した。
決まった対策に加えて、観光振興については、観光協会が新たなガイドラインを策定したことが報告され、地域の特色を活かした観光事業の展開が期待されている。図書館の運営につきましては、開館時間の短縮が利用者数に影響を及ぼすとの指摘もあり、今後の状況を見守る姿勢を町長が示した。今後、地域課題への対応と住民生活の質向上を図るため、町と住民が連携して進めていくことが求められる。