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行橋市議会臨時会、予算案再提案の背景に疑問の声

行橋市議会臨時会を受け、予算案の再提案について多くの議員が疑問を表明し、説明責任の強化が求められた。
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令和5年3月30日、行橋市議会臨時会が開催された。議事の中で、議案第34号及び第35号について審議が行われた。議案第34号は、行橋市図書館等複合施設整備事業に係る契約の変更についてである。この議案に関して、田中建一氏は変更契約の金額が過去の提案と全く同じであり、変更理由が分からないと質疑をしている。教育部長の答弁によると、金額は過去の契約に基づいて算定されたものであり、変わってはいないという。

続いて、工藤政宏市長は、変更契約に関する義務の履行について説明を試みた。しかし、再三の否決を受けている中で、なぜ再度同じ内容が議案として持ち出されたのかに疑念が生じた。さらに、議会から反発を受ける中で、市長は市民に向けた説明責任を果たしていないとの意見もあった。

議案第35号の令和5年度一般会計予算も審議の対象に挙げられた。この予算は前年度比で減少し、人件費や扶助費といった義務的経費が重視される一方で、投資的経費が削減されている。特に、地域住民への安全や、福祉事業に対する影響が懸念されるとの意見が相次いだ。市長は、この予算が市民生活に直接影響を及ぼすものであることを強調した。

しかし、議員間では、昨年の予算が否決された理由が解消されていないとも指摘される中、客観的な議論が進展するのは容易ではない。市民からの信頼を得るためにも、より透明性の高い議論と判断が求められている。議会は、迅速な議決が迫られる中、これらの議案に対する慎重な審議を行う方針で進めた。

議会開催日
議会名令和5年3月 第17回 行橋市議会臨時会
議事録
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