令和4年6月7日、行橋市議会の第13回定例会が開かれた。
本日の会議では、会期および議事日程が確認され、議長の辞職、続いて新議長の選挙が行われた。この中で、新たに選出された議長は小原義和氏で、市政運営における市民の視点を重視し、透明性の高い運営を志向する姿勢を示した。
次に、副議長選挙が実施され、副議長に小見祐治氏が選出された。副議長は市政の監視機能強化を通じて、議会の公正性を高めていく重要性を指摘した。議会の運営において、両者の役職は市民の信頼を得るための重要な役割を持っている。
また、市政に関する説明が行われ、工藤政宏市長が今後の政策について述べた。市長は、新型コロナウイルスの影響を受けつつも、市民のウェルビーイング実現に向けた施策を推進する意向を表明した。
特に、令和4年度の予算編成に際し、経済復興と持続可能な地域づくりを重視していることが強調され、地方交付税の確保やデジタル化、消防・防災力の強化などが重要課題として挙げられた。市長は、施策を進める上での3つの理念、つまり「対話と協働」「フェアネス」「サスティナビリティ」を掲げ、これらに基づいた市運営を進める方針を示した。
この日の会議においては、各種の提出議案も上程され、予算の補正や新しい条例に関する細部の審議が行われる予定である。加えて、永年勤続議員に対する表彰も行われ、小坪慎也議員が10年間の在職を認められた。