令和6年5月20日、行橋市議会臨時会が開催され、市の新しい議長や副議長、委員の選任が行われた。
議長の選挙では、井上倫太郎氏が選出され、議会の方向性や重点課題に言及した。対立の噂を払拭する必要性を強調し、「市民生活の停滞は許されない」と語った。
副議長には藤本廣美氏が当選し、議会運営や執行部との連携についても協調の重要性を訴えた。また、新たに基地対策特別委員会の設置が決定され、周辺住民の理解と協力を得る努力が必要であるとの意気込みが示された。
議事進行では、工藤政宏市長が審議した税条例に関する報告第2号と第3号が提出、討論が交わされた。特に、減税措置を講じることが強調され、物価高騰に対応するための住民税の定額減税や不動産税の見直しが盛り込まれた。この減税は、合計所得金額が1,805万円以下の納税者に対し、所得に応じた減額が適用される。
この臨時会では、議会運営や委員の選任、特別委員会の設置などが重要な議題として浮上し、全ての議事が滞りなく進行した。市民の声を反映させる姿勢を見せる井上議長の下で、今後の市政への期待が高まるとともに、議員一人一人の意見を尊重することが求められる。議会はさらに透明性を高め、質の向上を目指して市民に向けた情報発信も強化することが必要である。