令和3年9月7日に行われた行橋市議会定例会では、36件の議案が上程され、各議案について市長から詳細な説明があった。
市長の田中純氏は、議案の内容について説明し、今年度の事業計画や財政健全化について情報提供を行った。
特に重要視されたのは、報告第7号の令和2年度財政健全化判断比率についてで、実質赤字比率および連結実質赤字比率が共に黒字であったことを強調した。この点は、今後の財政運営の基盤を示す重要な指標として位置づけられる。
さらに、議案第46号から第73号までの詳細が説明され、新型コロナウイルスへの対応策が求められていることを受けて、様々な補正予算や事業計画が提出された。特に新型コロナウイルス関連の支出や市民への給付金事業が、財政を大きく占めていることが浮き彫りとなった。
この中でも、令和3年度行橋市一般会計補正予算が9億5551万8千円を追加し、歳入歳出予算総額が304億6114万4千円に達する見込みである。
田中市長は、「市民生活向上を目的とした多くの事業を推進するため、正確な財政運営に努める所存です」と述べた。これにより、議員からも支持の声が上がるようだ。
また、京築広域市町村圏事務組合議会議員の選挙についても、井上倫太郎議員が指名され、また、行橋市・みやこ町清掃施設組合議会議員の選挙には西田憲司議員が選出された。今回は選挙の方法として指名推選が採用され、円滑な議決が図られた。
最後に、田中市長は、各議案の審議をよく行い、市民の期待に応える結果を得るよう努める必要性を訴え、議会全体の理解を求めた。議会は全議案を了承し、本日の定例会はスムーズに終了した。