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行橋市臨時会、補正予算と副市長選任を議論

行橋市議会臨時会で補正予算約4.6億円増額案と副市長の選任が審議され、結果は否決される。
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令和2年7月30日、行橋市議会臨時会が開催された。

この臨時会では、重要な議題として令和2年度行橋市一般会計補正予算と行橋市副市長の選任が上程された。議長の澤田保夫氏は、「本日の臨時会では補正予算、人事案件の2件を提案する」と述べた。

まず、提案された議案第60号の補正予算について、田中純市長は、合計4億6,477万4千円を増額し、予算額を375億718万5千円にすることを説明した。主な内容には、保育所向けの新型コロナ対策事業や、行橋プレミアム商品券事業などが含まれている。具体的には、これにより市民支援をさらに強化する意向が示された。

議案第61号、行橋市副市長の選任に関して、田中市長は元市議会議員の城戸好光氏を候補として挙げた。市長は「この人事は市政の安定を図るため重要である」と説明し、選任の理由について支持を求めた。しかし、議員の中には「副市長が二人いることで市政が効率的に運営できるのか疑問である」と意見を示す者もおり、活発な質疑が続いた。

また、補正予算に関連し、大池啓勝議員は「新型コロナ影響下での経済支援の必要性」を強調した。質問に対して鹿島英樹総務部長は、「支援策には感染拡大防止策や生活の困窮支援策を考えている」と答えた。さらに、「大学生等生活応援給付金の対象拡大や不公平感の解消については、特に自宅外の学生を支援する意義を考えている」との回答もあった。

議論は、今後の副市長体制の運営方法や市の政策に対する期待についても及び、新体制での職務分担に関しての具体化が求められた。特に「副市長二人で業務の効率化が図れるのか、多くの業務が一つの副市長に集約されることはないのか」という懸念が示された。

本日の討論を経て、議案第61号に関しての委員会付託を省略し、即時の討論、採決に入ることが決定された。結果として、賛成9票、反対8票、白票2票という結果により、議案は原案に同意しないことに決した。

議会開催日
議会名令和2年7月第3回行橋市議会臨時会
議事録
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