行橋市議会の12月定例会において、様々なアジェンダが討議された。特に市民の関心が高いのは、保育園や学童保育の入所状況である。
まず、保育園について、今議会では入所状況が報告された。令和4年11月1日時点で、認可保育所等には合計1,671名が入所しており、定員1,691名に対する入所割合は98.8%と報告された。しかし、待機児童は依然として課題であり、行橋小学校校区では14名が待機中という厳しい状況が続いている。
次に学童保育についても触れられた。児童クラブは11小学校18箇所で運営され、利用児童数は885人だが、行橋小学校校区での待機児童が見受けられる。今後の対応として、教育委員会は待機児童の解消に向けて努力していく意向を示した。
さらに、インクルーシブ公園の導入とプレーパークの設置が提案され、障がいのある子どもも利用できる公園の整備が求められている。これにより、子どもたちの自主性や冒険心を育む環境が提供されることが期待されている。
コロナ対策も重要な議題で、特に子どもの感染予防についての取り組みが問われた。教育部長は学校における感染予防策を報告し、今後も適切な対応が求められることを強調した。他にも、市民の手続きの負担軽減、特にお悔やみ窓口の整備についても論じられた。
また、拉致問題についても言及され、市としての取り組みは継続され、今後も周知や啓発活動が重要とされている。市長もそれに対する強い姿勢を示しており、地方自治体としての役割を果たす決意を表明した。
議会は市民に寄り添った具体的な施策の必要性が高まっている中、将来への備えを強化するための種々の議論がなされた。これにより、市民要望に応える体制づくりが進められることが期待されている。