行橋市議会は令和3年12月23日に定例会を開催しました。
今回の会議では、重要な議案が多数上程され、各委員長の報告が行われました。特に注目されるのは、行橋市生涯学習推進計画策定委員会の設置に関する条例の制定です。文教厚生委員長の田中建一氏は、審査の過程で委員から委員選定に関する意見が出され、"地域の実情に精通した人々を選定し、男女共同参画社会を実現するために女性委員の登用率を向上させる視点が必要"と強調しました。
また、行橋市国民健康保険条例の改正についても、多くの関心が寄せられました。総務委員長の工藤政宏氏は、出産育児一時金の引き上げに関する内容を報告し、"会社の負担を軽減しつつ手厚い支援を提供することが求められている"と述べました。具体的には、出産育児一時金が40万8千円に引き上げられることになります。
市道路線の認定、廃止及び変更に関して、建設経済委員長の井上倫太郎氏は、今回の認定に関する事業の進捗や土地利用に関する意見が多く寄せられたことを述べ、"整備された道路が地域の活力向上に寄与する"との意見もありました。
意見書の上程も行われ、意見書第9号が可決され、"シルバー人材センターに対するインボイス制度の導入について"懸念が示されました。この件について提出者の井上倫太郎氏は、"地域貢献を重視する国の施策が必要"と訴えました。
これに対して、意見書第8号及び意見書第10号は否決されました。"過去の事例からも今回の意見書は今後の議論の重要性を示すもの"とする意見が寄せられつつも、各議員の間で意見の対立が見受けられました。
本日の議会を通し、各地から発言が相次ぎ、行橋市の未来に向けた重要な意見が交わされました。特に生涯学習や高齢者施策に関する審議は、地域の将来に向けた基盤を築くものとして注目されます。