令和6年4月22日、岡垣町議会は第2回臨時会を開き、さまざまな議案が審議された。
特に審議の焦点となったのは、岡垣町一般会計補正予算(第1号)の件である。この議案に対し、門司 晋町長は、ツール・ド・九州2024の開催に伴う国の補助採択を受けた経費を盛り込む必要性を説明した。これを受け、議会は総務産業常任委員会に付託することを決定した。
次に、岡垣町税条例と国民健康保険税条例の改正に関する専決処分も承認を求める議案が上げられた。門司町長は、地方税法に基づく住民税の減税や固定資産税の軽減措置について説明。税務課長の神谷 昌宏氏が詳細を補足し、広渡 輝男議員はこの改正の有効性に疑問を投げかけたが、結局議案は原案通り承認された。
他にも、海老津小学校のグラウンド改修工事についての請負契約も議題とされた。工事内容は、雨水の流出問題を解決するための排水対策を含む。契約金額は6029万1000円に決まり、計画的な施工期間が設けられた。公共工事に関して、透明性の向上に向けた意見交換も行われた。特に入札で最低制限価格を下回った事例に対する疑念が挙がり、今後の改善策が求められている。
その他、迅速に対応が求められる報告事項の中には、道路陥没による物損事故についての損害賠償報告も含まれていた。今後は、事故防止と道路維持管理の意識向上が強調され、質疑も活発に行なわれた。
本日の議会は、岡垣町の財政健全化や住民サービス向上に向け、重要な決定を下したことが評価されている。議会は今後も住民の期待に応える政策決定に努めていく方針を示した。