令和5年9月12日(火曜日)、岡垣町議会は第3回定例会を開催し、多くの重要なトピックが議論された。
最初に、安里雅恵議員から高齢者の住環境についての質問が提起された。日本の高齢者人口が増加し続ける中、認知症の問題が深刻化していることが強調された。安里氏は、地域住民が認識を深め、認知症サポーター養成講座の重要性を訴えた。具体的には、地域における認知症サポーターの養成が求められ、今後の施策について意見が交わされた。
次に、三隈千恵子議員は、給食制度についての質問を行った。特に、食育の重要性や、アレルギーへの対応を巡る指導が重要視された。 今後、学校給食の献立において、安全で健康的な食事を提供するために、具体的な指導と改善策が求められる。三隈氏は、給食無償化の必要性も述べ、地域ごとの格差解消に向けた方策を検討するよう提言した。
続いて、広渡輝男議員が駅周辺の活性化について発言した。海老津駅周辺の整備計画の進捗状況が報告され、具体的な施策が進められていることが述べられた。駅南側においては、民間事業者との連携や、交通インフラ整備が重要であると強調された。広渡氏は、公共交通の更なる拡充や、新たな交通策の展開も提言した。
観光産業についても、町の活動が報告され、岡垣町観光協会の役割の重要性が挙げられた。特に、観光情報の発信や観光施設の充実が求められ、観光業者との連携が今後も大切であることが強調された。
最後に、町長は各質問に対する答弁を行い、今後の方針を確認した。特に、公共交通の拡充や観光業の振興は、町民の生活の質を向上させるために不可欠な取り組みであり、今後も地域の発展に向けた施策を進めていく意向を示した。議会の了承を得ながら、地域課題の解決に向けた取組を強化していくことが求められた。