令和5年12月20日、岡垣町議会は第4回定例会を開催した。
重要な議題として、岡垣町関係の多数の条例改正案が審議され、いくつかの議案が可決された。中でも、岡垣町の附属機関の設置に関する条例改正は、地方創生を意識した施策の一環として注目されている。
賛成討論を行った川地啓輔議員は、条例改正が岡垣中学校の建て替えを中心にした学校施設の適正配置検討に貢献することを強調した。彼は「この議案は、町民の意見を反映させる重要な場と考えています」と述べ、地域の教育環境向上に寄与する意義を説明した。
また、岡垣町地下水の保全に関する条例についても多くの議論が交わされた。広渡輝男議員は、地下水が岡垣町の水道事業にとって中核であることを指摘し、「地下水の保全とその涵養は町民の健康や生活に直結しています」と賛成立場で意見を述べた。
その一方で、印鑑条例の改正案に対する反対意見も存在。平山正法議員は、マイナンバーカードとの機能連携に伴うリスクを懸念し、「個人情報流出の危険は否定できない」と指摘した。
このほかにも、多くの補正予算案や駐車場の指定管理者の選定についても討論が行われ、議会は活発な議論を展開した。議会は最終的に、これらの議案について賛成多数で可決する結果となった。町民は今後の施策に向け、さらなる意見や要望を持つことが期待されている。