令和4年6月、岡垣町議会において市津広海議員が一般質問を行いました。議員は、町の活性化に向けた取り組みを長年続けてきた経験を踏まえ、特に駅南開発の進捗について指摘しました。
市津議員は、海老津駅南開発に関する状況を問う中で、元宮内町長の公約に基づく道路整備や駐車場造成を確認し、現状の進捗が不十分であることを訴えました。「今後、町としての計画をどのように考えているのか」と町長に問いかけました。
これに対し、門司町長は、海老津駅周辺の環境整備を重視しつつ、駅北側の優先的な整備を進めていると説明。民間活力の導入や道路整備を進めることが、開発の実現性を高めるために重要であると述べました。また、地権者との合意形成や事業の採算性についても課題があると認識しているとしました。
次に、議員は情報プラザ人の駅の利用状況について質問しました。町長は、情報プラザは地域の交流や情報発信の拠点であり、県も関連していると答弁。その一方、コロナ禍の影響で利用者数が減少している事実にも言及し、他の施設との連携や新たなサービスの導入が必要であるとの認識を示しました。
さらに、市津議員は、観光振興のためにワインや地酒の村おこしについても意見を述べました。農林水産課長が、地域の飲食店や観光施設との連携強化に動いていることを発表。岡垣町観光協会を通じて新たな観光資源の発信が期待されるとしました。
安里雅恵議員も一般質問を行い、空き家の活用やその対策に関心を示した。町長は、空き家対策協議会の設置や様々な取り組みを通じて、空き家問題に取り組んでいると強調しました。空き家に関する情報発信の強化や、地域住民との連携を図りながら進めていく必要性があるとまとめました。
この議会では、岡垣町の地域資源を生かした活性化や、住民間の交流の重要性が強調されました。多様な視点からの取り組みが、地域の未来をより明るいものにすることが期待されています。