令和5年12月11日に開催された岡垣町議会では、町民の安全や教育環境、地域のスポーツ振興についてさまざまな質問があり、活発な議論が行われた。
最初に、谷口貴之議員は「活力ある岡垣町について」質問を行い、職場環境や海老津駅の利用者環境、そしてコミュニティバスの利便性について触れた。町長の門司晋氏は職場環境について、具体的な改善策や意識向上を図る取り組みが進行中であるとした。
また、海老津駅利用者の混雑問題についても議論が交わされた。門司町長は、駅の駐車場の利用促進策や交通の改善策を講じているが、混雑はやむを得ないという考えを示した。
次に、廣渡裕次議員が岡垣町消防団の活動についての質問を行い、消防団員の減少が深刻な問題であること、処遇改善や新たな入団促進策が必要であると訴えた。町長は、過去の取り組みの結果、最近入団数が維持されていることを説明し、引き続き消防団を支援していく方針を明らかにした。
さらに、教育に関する議論も盛り上がり、川地啓輔議員は岡垣町の少子化問題や学校の将来について質問を行い、教育長が教育の質の向上と地域との連携を強化する必要性を強調した。特に、新体力テストの結果が全国平均を下回っている現状に対して、児童生徒の体力や運動能力向上に向けた取り組みが必要であるとも述べた。
最後に、細山田修議員は、防災意識の向上に関する取り組みと住民の声に耳を傾けた行政の態度を強調し、住民自らが連携し合うことの重要性を訴えた。特に、大規模盛土造成地や過去に起きた水難事故についても問題提起し、町として今後の対応策について具体的な説明を求めた。