令和3年3月4日に開催された岡垣町議会では、新型コロナウイルスに関する各議員からの質問が行われた。
議員からは、最近の新型コロナの感染拡大についてどう対応していくのか確認が求められた。特に、PCR検査の拡充については、神崎宣昭議員からの指摘が多かった。それに対し、門司町長は、「高齢者を中心に行っており、リスク回避のための検査は国や県の役割である」と述べ、町としての姿勢を示した。
また、町内においても医療機関や高齢者施設での感染対策が求められる中、自治体としての支援体制が重要であるとの指摘もあり、関連するキーポイントの一つとして高齢者施設でのクラスター発生が挙げられた。現時点での介護施設における感染事例が報告され、門司町長は対応策として、町の備蓄品である防護服の提供を行ったことを明らかにし、感染が拡大しないような努力を続ける意向を示した。
次に、町内の時短要請協力事業者への支援について、飲食業に限らず、さまざまな業種への支援が求められている中、事業者への情報周知が進んでいることが報告された。支援体制を強化する必要があり、町では商工会などと連携し、経済支援に積極的に取り組む意義が語られた。
ワクチン接種に関しては、2021年2月の接種プロジェクトが開始され、取り組みが進展していると報告された。町では、医療機関と調整を進め、集団接種を中心にしつつも、住民の利便性を考慮した個別接種も計画している。特に高齢者や基礎疾患を有する方々に対する接種体制を強化し、町民の不安を解消するべく、継続的な情報発信が求められる。
最後に、ワクチン接種の意義は住民の安心と健康を守るためにあり、町では「66歳」がワクチン接種の目標数としている。町長は、住民が安心してワクチンを接種できる環境を整えるための周知活動の徹底を誓った。