令和4年第1回岡垣町議会定例会が3月2日、岡垣町議会議場で開催された。
この定例会では多数の議案が審議され、会期が17日間に決定された。議案としては、教育委員会委員の任命や、さまざまな条例の改正案が提案されている。例えば、岡垣町課設置条例の一部改正では、新設されるおかがきPR課やデジタル推進課、農林水産課などが設置され、行政サービスの発信機能及びデジタル対応が強化される。
門司 晋町長は、その提案理由説明の中で「デジタル化への対応を強化する」と述べ、その必要性を強調した。また、おかがき総合福祉保健センターいこいの里の条例改正に関しては新たに岡垣町ボランティアセンターの移設が提案され、地域での活動を支援する体制が整備される。
その他にも、岡垣町立体育施設及び管理に関する条例改正では、利用料金の見直しが行われ、新型コロナウイルスの影響による財政の健全化をより意識した施策が議論されている。ただし、この料金改定については慎重な議論が求められており、町民の理解を得ることが重要な課題に上がった。
また、財務関連では、令和3年度の一般会計補正予算といった重要な財源の見込みが示され、地域の重要課題への対応を強化する内容となっている。雇用確保や地域活性化に向けた継続的な支援も確認された。
議場内では町議らが意見を交わし、各事業の運営についての評価や今後の展望についても活発な議論が展開された。特に、消防団員の確保と処遇改善に関する話題は注目を集めており、地域の安全を守るための重要課題とされている。
このように、岡垣町議会では地域振興や住民サービス向上に向けて、さまざまな施策が検討され、実施されている。この定例会においても、町の未来を見据えた建設的な議論が続けられていることが伺える。