令和5年3月14日、岡垣町議会では令和4年度一般会計補正予算について議論が行われた。
この会議では、一つの主要な議案、議案第33号が提出された。岡垣町の一般会計予算に対し、歳入歳出それぞれに3864万4000円を追加することを内容とするもので、総額127億3906万3000円となる。景気回復に向けた重要な補正予算である。
提案理由の説明を行った門司晋町長は、増加するおかがき応援寄附金を寄附者に還元するための予算調整であることを強調した。この寄附金は、既存の返礼品の見直しや新たな取組みにより、お願いする内容が多様化することから、寄附者を増加させる要因とされている。これにより、返礼品の購入や送付に必要な経費が確保されることになる。
さらに、中山朝雄総務課長が議案の詳細について説明。目を引くのは、寄附金の増額が21466404000円に達していることだ。この好調な寄附金の伸びは、昨年2月下旬以降、積極的な取組の効果と見られている。返礼品に要する経費や、広告費も実績に応じた補正が行われるという。
質疑応答の時間においては、寄附金に対する質疑はなく、その後の手続きとして、議案第33号は総務産業常任委員会へ付託され、文教厚生業常任委員会との連合審査会に移行することが決定された。この流れは、他の議案にも適用されるプロセスとなっており、各議員は慎重な審議を重ねる意向を示した。
本日の会議は、すべての日程を終え、午前9時34分に散会。議会全体を通して、財源の確保や地域振興が強く意識された時間であった。