令和4年9月5日、岡垣町第3回定例会が開かれ、様々な課題について議論が行われた。特にユニバーサルなまちづくりに関する議論が多く、安里雅恵議員は地域におけるトイレのバリアフリー化を主題に挙げた。
安里議員は、「公共トイレの重要性」を強調し、その改善状況について問うた。また、「生理用品設置には地域社会の理解と支援が必要であり、特に経済的支援が求められる」と述べた。更に、公共施設におけるサニタリーボックスについても言及し、今後の設置拡大が期待される。
門司町長は、ユニバーサル社会実現に向けた施策として、「トイレのバリアフリー化」を進める考えを示し、「現在の公共施設におけるバリアフリートイレの設置状況を改善していく」と述べた。さらに、生理用品の問題にも理解を示し、「経済的困難にある女性への支援を検討する」とした。
次に、平山正法議員が「インボイス制度」について質問した。制度導入による影響を懸念し、事業者への周知や相談窓口の設置が必要であると訴えた。町長は、制度の周知活動を商工会と連携し行う考えを表明した。
また、道路整備についても指摘があり、特に県道原海老津線の工事進捗が問題視された。町長は「県と密に連携し、進捗状況を確認している」としたものの、町の意見を積極的に伝える必要があるとの意見もあった。
さらに、農地の保全や耕作放棄地対策についても議論が交わされた。広渡輝男議員は、地域の実態に応じた取り組みの重要性を指摘し、農業の振興を求めた。町は、新たな制度を支援し、農地の実効性を高める施策を義務付ける考えを示した。