令和元年第4回岡垣町議会定例会が、12月6日に開催され、さまざまな議題が審議された。
この日の会議には、出席議員13名が参画し、スムーズな進行が見られた。議長を務める森山浩二氏が開会を宣言した後、会議は翌日程へ進んだ。
最初に、会議録署名議員の指名が行われ、岡垣町議会会議規則に則り、11番の広渡輝男議員と12番の川地啓輔議員が選ばれた。続いて、会期についても異議なく、12月18日までの13日間とすることが決定された。
その後、日程第3に移り、議案第62号として岡垣町固定資産評価審査委員会委員の選任について審議が行われた。宮内實生町長が現委員の辞職に伴い、武谷志保美氏の選任を議会に求める旨を説明して、質疑はなく原案通り同意された。
次に、日程第4の岡垣町教育委員会の教育長、佐々木敏幸氏の任命に関する議案第63号では、任期満了に伴い再任が決定された。今回の任命について、佐々木教育長は自らの教育方針を述べ、子どもたちが自立する人材へ成長するための取り組みを強調した。
他の議題では、岡垣町民間宅地開発奨励金を廃止する条例に関する議案第64号について、宮内町長が住みやすい町作りへの施策の一環として見直しを進める考えを示し、条例廃止案が支持された。更に、岡垣町東部出張所の移設に関する議案第65号や、岡垣町情報プラザ使用料改定に関する議案第66号も審議が行われた。
なお、議案第67号から第77号まで、多数の条例改正や予算関連の議案も審議され、いずれも順次委員会へ付託されることが決まり、円滑に進行された。特に、採決を経て可決された補正予算関連議案においては、歳入歳出それぞれに対して大きな金額の見直しが行われ、町の予算に影響を与える重要な内容であった。
また、請願と陳情に関しては、主要農作物種子法に代わる福岡県独自の条例を求める請願が紹介され、今後の動向が期待される。議会は、地域の声を反映させる重要な場であり、さらなる議論が行われる見込みだ。