令和4年5月11日、岡垣町において臨時会が開かれ、議案の審議が行われた。
主な議題は議案の承認を求めるものとなり、特に料金改定に関する条例改正が注目を集めている。新型コロナウイルスの影響を鑑み、関連施設の使用料金について見直しが図られた。
門司晋町長は、「今回の改正は、町民の社会活動を制限されるなかでの対応であり、町民に寄り添った政治姿勢を示すものである」と強調した。これを受けて広渡輝男議員は、議案第33号から第35号に対して賛成の意を示し、行政の姿勢を評価した。
この臨時会では、岡垣町発展のための寄附受領に関する議案も承認された。株式会社ナッツからの700万円の寄付は、岡垣サンリーアイの遊具設置に使用されることが決定し、町長は「この寄付は町にとって非常にありがたいもの」と感謝の意を表した。
また、国民健康保険税に関して議案第37号が上程され、課税限度額の引き上げが決定された。これは少子高齢化が進行する中での対応であり、税務課長は、「この改正により影響を受ける世帯数は9世帯で、増額の試算は27万円である」と述べた。
審議の中では国庫負担の重要性も再確認され、平山正法議員が反対意見を述べ、軽減策を求めた。国民健康保険税の負担が高まっている現状に対して、長期的な制度改革が必要であるとの意見が出た。
また、議案第39号では、今年10月からのコミュニティバス運行のため、バス車両の購入契約が報告され、全議員の賛成により承認された。
今後は、この臨時会での決定を踏まえ、町の発展及び町民の生活向上を目指していく方針が示された。本日の臨時会は全議案が承認され、議事は終了した。