平山正法議員は、岡垣町議会における新型コロナウイルス感染症対策についての一般質問を行った。
発言の中で平山議員は、特に新たな公共交通の構築に関して問題提起した。高齢化社会が進む中で、住民の生活を支える公共交通の重要性を再認識する必要があると指摘した。現在、岡垣町の公共交通は、コミュニティバスと西鉄バスが運行されているが、利用者数は近年減少傾向にある。
具体的には、昨年度のコミュニティバスの利用者数は約10万人と推定され、令和2年度はコロナ禍の影響で更に大きく減少する見込みであると都市建設課の来田理君が明らかにした。西鉄バスについても同様で、利用者数は20年前のピークの半分以下にまで減少している。
平山議員はまた、高齢者の運転免許自主返納制度についても言及し、福岡市のような高齢者福祉乗車券の導入を幹部に提案した。運転免許証を自主返納する高齢者の方々に対し、手助けが必要不可欠であると強調した。市長はこの提案を受けて、今後の公共交通体系の再構築と併せて検討していく考えを示した。
経済支援に関しては、新型コロナウイルスの影響で厳しい状況に置かれている個人事業主や中小企業への支援策についても詳細な議論が行われた。平山議員は独り親世帯への支援の強化を促した。これに対し、門司町長も支援の必要性を認識し、国の交付金を活用した支援を検討する意向を示した。