令和4年6月28日、岡垣町議会で臨時会が開かれ、様々な重要議案が審議された。
議題の中心には、コロナ禍による原油価格及び物価高騰対策としての水道料金臨時特例に関する条例が含まれている。
この条例は、令和4年9月から12月までの4か月の間、水道料金を原則無料とするもので、門司晋町長が提案理由を説明した。
「原油価格・物価高騰が生活者及び事業者に大きな影響を及ぼしている。」と述べ、水道料金の特例について強調した。
詳細な説明を担当した橋田敏明上下水道課長は、条例の対象者について「公共施設を除くすべての給水契約者」に向けて特例を実施することを明言した。
「申請手続は必要なく、負担軽減を図ります。」と付け加えた。
自由質疑では、太田清人議員が条例の先行審議について疑問を呈した。
「予算が先であって、その後にこの条例を決めるという流れではないでしょうか?」との発言に対し、中山朝雄総務課長は「制度設計を行ってから予算を作成する必要がある。」と答えた。
続いて、議案第49号として提案された一般会計補正予算は、歳入歳出ともに2億2100万円を追加し、総額116億8860万7000円となる見込みだ。
この補正は、独自事業及び県補助事業の経費に充てられる。
議案第50号、水道事業会計補正予算においては、原油価格・物価高騰に伴う水道料金減額に対処するため、収益を減額すると共に、一般会計からの補助金を増額する。
最後に、和解及び損害賠償の額について、門司町長が報告を行った。
「昨年11月に発生した人身事故に関し、町が加入する賠償保険で全額対応しました。」と述べ、町内の施設の安全確保に向けた取り組みを強調した。
これにて、令和4年第3回岡垣町議会臨時会は全日程を終了し、閉議されました。