令和3年9月定例会が岡垣町議会で開催され、町民の生活や地域振興に関する重要なテーマが議論された。
最初に広渡輝男議員が新型コロナ感染症の影響を受けた町民生活について質問を行った。彼は、町長就任からの約8ヶ月間でのワクチン接種について触れ、65歳以上の高齢者の接種率が86.2%に達したことを報告した。さらに、若年層の接種率を向上させるための施策を求め、コロナ終息後の町民生活支援や経済活動の促進を強調した。
加えて、持続可能なまちづくりに向けた政策方針も議論に上がった。広渡議員は、財政基盤の確立が持続可能なまちづくりにとって不可欠であると述べた。これに対し、門司町長は、現在策定中の都市計画マスタープランや地域振興につながる施策を進めていることを説明した。
次にJR海老津駅南側開発についての質問が行われた。広渡議員は、現在の開発の進捗状況とその課題について町長に質問。町長は地域活性化のために必要なインフラ整備が着実に行われていることを言及し、民間事業者の誘致へ向けた取組みや開発計画を進める意向を示した。
さらに、中西部地域の活性化についても議論は深まった。太田強議員は、地域活性化の重要性を訴え、特に民間活力の導入について町の支援が不可欠であると強調した。町長は、これまでの支援策や新たな事業者誘致に向けての取り組みを紹介し、地域活性化のための体制強化に意欲を示した。
一方、町の観光PRの重要性も指摘され、町長は今後のメディア戦略や観光協会との連携を強化する方針を述べた。リョカンピング事業がメディアに取り上げられたことや新たな観光資源の発掘につながる企画が評価されていることを強調し、今後さらにマーケティング活動を強化していく意欲を示している。
これらの議論を通じて、岡垣町議会は住みよい町づくりと地域経済の活性化に向けた多面的な取組を行うことを確認した。