令和2年3月11日、岡垣町議会の会議が開かれ、本年度の補正予算が議題に上がった。
この会議では、山崎 浩二議長のもと、出席議員13名の意見が交わされた。議題は令和元年度岡垣町一般会計補正予算についてで、町長の宮内 實生氏が提案理由を述べた。これにより、歳入歳出にそれぞれ8,926万6,000円を追加し、総額106億3,023万円とするものだ。
補正予算は、GIGAスクール構想を実現するための国の補正予算を活用し、町内の小中学校の校内通信ネットワークの整備に必要な予算を調整のために提案された。総務課長の高山 昌文氏による説明では、小学校のネットワーク整備には国の補助金を活用し、補助率は2分の1となっていることが強調された。
さらに、議会では新型コロナウイルス感染症対策に関する報告も行われた。門司 晋副町長は、公共施設の休館を当初の3月15日までから31日まで延長することを決定したと述べた。また、マスク配布の取り組みや、中小企業への支援策についても言及された。
このように、岡垣町議会では新型コロナウイルスの影響で緊急性のある措置が提起され、住民生活への配慮が求められている。議会の質疑応答では、GIGAスクール構想への理解と協力を呼びかける発言もあった。町として、全国に合わせた教育環境の整備に向けて計画的に取り組む姿勢が確認された。
今後、議案第33号は総務産業常任委員会に付託され、文教厚生常任委員会との連合審査会が予定されている。議員たちは必要な意見交換を行いながら、議案の審議を進めることで町の発展に寄与することを目指している。