令和3年12月7日、岡垣町議会において一般質問が行われ、町民の声が多くの議題として取り上げられた。
川地啓輔議員は、町の新型コロナウイルスワクチン接種について言及し、町民の85.6%が2回目のワクチン接種を完了したことを評価した。彼は「町の医療機関の努力に感謝したい」と強調し、また接種の際の町職員の対応が改善されるべきであるとの見解も示した。さらに、川地議員は、町民に信頼される行政サービスを提供するための今後の課題を指摘し、町長に具体的な取り組みについて尋ねた。
町長の門司晋氏は、「住民の福祉向上が最も大事」とし、行政の質と量が共に向上していると述べた。新部署の設置については、広報と聴取機能を強化し、住民からの要望を受け付ける仕組みを作ると答えた。この新しい部署が、観光や様々な相談に幅広く対応できることを期待されている。
次に、安里雅恵議員は、岡垣町の地下水源保護の重要性を訴え、その維持管理に向けた具体的な取り組みを尋ねた。町では、地下水を守るために公共下水道や合併処理浄化槽の普及を進めていることが説明された。河川の水質保全も大きな課題であり、住民への啓発が重要だとの認識が示された。
また、主権者教育においては、子どもたちが政治に興味を持つための取り組みが求められている。安里議員は、議場見学などの体験を通じて教育の機会を増やし、選挙への関心を深めていく必要があるとの考えを示した。