令和6年3月4日、岡垣町議会の定例会が開催された。
会議では、議事日程に従い様々な議案が審議された。議題には、条例改正や予算に関する重要な決定が含まれており、議会運営委員会の議論が進む中で、各議員が意見を述べた。
まず最初に、議案第9号では「障害の表記を改めることに伴う関係条例の整理に関する条例」が提案された。門司 晋町長は、「障害の『害』という漢字の持つ否定的なイメージを考慮し、平仮名表記に改め、理解を深めるためこの改正が重要だ」と強調した。福祉課の吉村小百合課長は、条例改正の具体的な内容を説明し、住民の意見を反映したルールの必要性を訴えた。
次に、議案第10号「岡垣町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用に関する条例の改正」についても門司町長が説明した。この改正には、デジタル化を進めるための法改正が背景にある。総務課長の中山朝雄氏は、具体的な改正の内容を示しながら、実効性を高めるための仕組みの導入について語った。
また、議案第11号と第12号では、議員報酬や特別職職員の給与に関する条例の改正が提起され、町長は公正な報酬を支えるための改正の必要性について述べた。
加えて、第13号「会計年度任用職員の給与に関する条例の改正」では、労働環境の整備が確認された。企画政策室長の来田 理氏は、改革の進捗状況を説明し、町としての対応が求められる旨を伝えた。
さらに、議案第14号では、大規模災害に際する「特殊勤務手当」の支給基準が制定された。門司町長は、新たに設ける手当の意義を説明し、自然災害に対する備えの必要性について強調した。
これらの審議を受け、岡垣町は災害による影響を軽減するための施策を含む予算案を可決し、町の持続可能な発展を見据えた重要な決定を行った。議会終了後、町長は「この予算案が地域活性化に繋がることを期待している」と述べた。また、岡垣町では、国道3号岡垣バイパスの4車線化が進んでおり、交通の円滑化が図られている点も紹介された。