岡垣町の第4回定例会が令和2年12月4日に開催され、重要な議案が審議された。
会議では、最初に会議録署名議員の指名が行われ、太田強議員と平山正法議員が選ばれた。
次に、会期が定められ、令和2年12月4日から12月15日までの期間で、合計12日間と決定された。
今回の議題の中心は、岡垣町教育委員会の委員の任命に関する議案である。宮内實生町長が議案第89号と第90号について提案理由を説明した。
特に、教育委員の任期満了に伴い、占部義和氏と福山康憲氏の再任を議会に求めた。
これに対して議会からは特段の異議もなく、全員の賛成により同意を得る形で進行した。
また、議案第91号、岡垣町国民健康保険税条例の一部改正についても審議された。提案者の町長がその改正の必要性を丁寧に説明した。同改正は令和2年9月に公布された政令に基づき、所得課税に影響を及ぼす基準改正を行い、保険税の軽減判定を見直すものである。
質疑応答では、平山正法議員が改正の影響について具体的な質問を行い、税務課の有働貴幸課長がそれに答えた。今回は不利益を生じさせないよう見直され、税額の増加はないとのことなので、安心感が広がった。
続いて、議案第92号と第93号では、後期高齢者医療に関する条例と督促手数料の改正が扱われ、いずれも地方税法の改正に従い、新たに施行される内容であった。
議案第94号も討論され、給水区域の見直しが必要として公営企業に関する条例の改正も提案された。
最後に、令和2年度一般会計補正予算や国民健康保険事業特別会計補正予算に関する議題が続き、新型コロナウイルス感染症対策経費の必要性が強調された。特に、大きな影響を受けた地域の実情に応じた予算措置が求められる中、議員たちの理解を得ながら進める方向性が示された。
全体として、円滑に議事が進められ、岡垣町の地域支援に向けた重要な施策が次々と可決される見通しが示された。