令和4年6月15日、岡垣町議会の定例会が開催され、重要な議案が審議された。
本会議では、岡垣町における医療や福祉に関する条例の改正案が討議され、特に国民健康保険税の減免措置に関する議案が注目を集めた。新型コロナウイルスの影響を受けた町民を支援するための取り組みが強調され、議員からは賛成意見が相次いだ。
具体的には、議案第44号である岡垣町国民健康保険税条例の改正において、広渡輝男議員は「新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した納税者に対する減免措置を講じる」と述べ、賛成の立場から討論を行った。彼は、今後も厳しい経済状況が続く中で、この改正が町民の生活支援につながることを期待していると述べた。
また、議案第45号の令和4年度一般会計補正予算についても審議され、太田強議員は「第4回目のワクチン接種費用や子育て世代への支援が重要である」と強調した。彼は町制60周年記念式典の開催についても触れ、町民が心待ちにしている行事であると語った。特にコロナ禍の影響で困難が続いている中、さまざまな支援策が必要だとの認識が示された。
さらに、陳情第2号に関しては、安全・安心の医療・介護・福祉を実現するための意見書採択が決定され、議員からは「医療従事者の増員や勤務環境の改善が求められる」との意見が出た。この議案も全議員一致で採択され、岡垣町が今後の医療体制改善に向けた積極的な取り組みを続けることが期待される。
最後に、シルバー人材センターに対する支援を求める意見書も可決され、高齢者の雇用の安定を図るための施策が求められることとなった。特にインボイス制度導入に関連して、センター会員の収入確保に向けた支援の重要性が強調された。今回の定例会では、町民の生活支援と地域社会の活性化を目指す政策が前向きに進められていることが確認された。