令和5年12月12日に開催された岡垣町議会の定例会では、地域の安全対策や教育環境、自治体のデジタルに関する重要な課題が討議された。
最初に、平山正法議員が自転車の安全対策について質問を行った。
平山議員は、交通事故防止のためのヘルメット着用の義務化が重要であるとし、福岡県におけるヘルメット着用率が改善されているデータを引き合いに取り上げ、「子どもたちのヘルメット着用をいかに促進するかが課題である」と指摘した。
この質問に対し、門司町長は地域の自転車利用に関する現状を説明し、「自転車利用時のマナー啓発およびヘルメット着用の浸透を図る活動を継続する」と述べた。また、教育長は学校における交通安全教育の強化について補足し、地域と協力して自転車事故防止に努める必要性を強調した。
次に、自治体DXについての質問も行われた。デジタル推進課長は、地域住民の利便性向上のため、デジタル技術を活用することが急務であるとし、「地域に合ったデジタル化を進めていく」との見解を示した。特に、自治体DXに伴うデジタル技術の導入には、地域住民への教育も重要であることが強調された。
さらに、安里雅恵議員は学校教育環境について、「子どもたちの安全を守るための施策の必要性」について語り、特に通学時の不審者情報や有害鳥獣による被害から子どもを守るための対策を求めた。
教育長は、教育現場における安全教育や防犯活動の充実を約束し、地域との連携を強化していくと回答した。
また、部活動の地域移行に関する動きもあり、今後の方向性や地域のスポーツクラブとの連携について議論が行われた。行政として、より良い環境の整備が求められている。
この日程の中では、ワンヘルスや自治区に関連するテーマも重要な討議事項となった。町長は、地域強靱化計画に基づく取り組みの重要性を再確認し、地域住民との協力を強調した。
これらの課題を受けて、議員らは今後も地域の安全対策や教育環境、デジタル化の推進に向けて、さらに具体的な施策を講じていくことを求めていく必要があると結論づけた。