令和5年第1回岡垣町議会定例会が3月1日、岡垣町議会議場で開催された。
今回の会議では、重要な議案がいくつか議題に上がった。まず、町長の門司晋氏は「岡垣町教育委員会委員の任命」について提案した。これにより、田中計也氏の任命が認められ、任期は2023年4月1日から始まる。
次に、人権擁護委員の推薦に関する4件の諮問がまとめて議題に上がった。門司町長は、「人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、委員の再任及び新規の推薦を行う」と述べ、現在の委員4名の中から麻生洋海氏、上松雄吉氏を再任する一方、更田まゆみ氏、占部美保氏の新たな推薦を提案した。この推薦も全て賛成もとで承認された。
さらに、岡垣町の公共施設等総合管理計画に関する議案も採決が行われた。「岡垣町憩の家」の条例が廃止されることについての提案もあり、地域住民の理解は得られたもようで、これも通過した。他にも岡垣町職員定数条例の一部改正が提案され、職員を182人から190人に増員し、さらなる勤務環境の適応が進むとされている。
特に注目を集めたのは、「おかがき応援寄附条例」の改正と、令和4年度の岡垣町一般会計補正予算である。所得が安定している中、寄付金が支えとなり、地域の振興策や教育、福祉施策に投資される方針が示された。