令和4年10月28日、岡垣町議会臨時会が開催された。
会議では、議案第65号から議案第67号までの重要な議題が取り上げられた。
市民生活に直接影響を及ぼす水道料金に関する条例の改正が特に注目を集めた。
議案第65号は、コロナ禍による原油価格・物価高騰に対抗するための施策として、
水道料金の特例期間を2025年3月まで延長する条例改正に関する内容だ。
門司晋町長はこの提案について、「国が創設した交付金を活用し、
市民への負担軽減を図る」と述べ、上下水道課長橋田敏明氏が更に詳細を説明した。
説明によると、この条例改正により、
水道料金無料の期間が4か月から7か月に延長され、
減額の上限額が税抜き10万円から17万5,000円に増額される。これによって、
9月と10月の料金減額は約7,300万円となる見込みである。
質疑応答は行われず、委員会に付託されることが決まった。
次に、議案第66号において、令和4年度岡垣町一般会計補正予算(第6号)が提案された。
門司町長は、歳入・歳出の双方で約3億4,746万3,000円の追加が必要であるとした。
この補正は、高騰する電力やガス、食料品に対する支援策に充てられ、
総額121億7,782万8,000円となる。
具体的には、低所得者世帯への緊急支援給付金に必要な経費などが含まれている。
最後に、議案第67号は水道事業会計の補正予算に関するもので、
収益的収入を約1,211万8,000円減額し、総額で6億451万3,000円とし、
支出を16万円増額する提案がされた。
コロナ禍における水道料金の特例延長がその根拠にあり、
詳細な説明も行われたが、質疑は行われなかった。最終的に、これらの議案は全て可決される運びとなった。
本日の議会は、午後11時17分に閉会した。