令和元年12月10日の岡垣町議会では、介護及び認知症予防に関する問題と、ジェンダー平等社会の実現、さらには防災の備えについて活発な議論が行われた。
まず、6番の平山正法議員は、介護と認知症予防について質問した。特に、自治区が行う介護・認知症予防への助成金創設を求めた平山議員は、厚生労働省が来年度の当初予算案で交付金を大幅拡充する方針があることを指摘した。町長の宮内實生氏は、認知症関連の支援策を強化する意向を示した。
また、議員は認知症予防のために補聴器購入に対する補助を提案したが、町長は医学的根拠の不十分さから独自の補助を行う考えがないことを述べた。
次に、ジェンダー平等社会の実現について、平山議員はLGBTやSOGI人権の保障に関する問題提起を行った。町長は、多様性を尊重し、差別のない社会を推進する姿勢を明言した。教育長の佐々木敏幸氏は、学校現場での人権教育とLGBTへの理解促進を進める方針を述べた。
さらに、安里雅恵議員は防災の備えについて具体的な提案を行った。特に、ハザードマップの見直しや自主防災組織の設立が求められ、町長は地域の支援や共助の重要性を強調した。福祉避難所と備蓄品についても質疑が行われ、新たに液体ミルクの導入が提案された。
最後に、安里議員は学校での防災教育の重要性を指摘し、親や地域を巻き込むべきだと訴えた。教育長は、学校内での防災訓練の実施についての回答を行い、地域全体での取り組みが必要であることを認識していることを述べた。