苅田町議会が令和5年12月定例会を開会した。
会議は2023年12月5日午前10時から始まり、議員15名が出席した。議長の沖永義樹氏は、開会の挨拶を行い、町長の遠田孝一氏に発言の機会を与えた。
遠田町長は、全員協議会での経過報告を行い、まちづくりの拠点施設の建設決定と、配慮が足りなかった議会報告に対するお詫びを述べた。町長は、今回の定例会が新議員にとって初めてのもので、活発な議論を期待する意向を示した。
定例会では、会議録署名議員の指名が行われ、末石伸二議員と花見文敏議員が選ばれた。 また、会期が12月21日までの17日間に決定された。前回からの活動報告では、議員改選後の期間に行われた議会活動やイベントについて報告され、いくつかの委員会の活動状況や議長の動きも説明された。
町長は町政報告において、経済状況が緩やかに回復していると述べた。昨年度と比較し、町民税や固定資産税が増収している見通しと、義務的経費の増加についても触れた。また、苅田町立図書館のデジタル化プロジェクトについて、利用者の意見も合わせ報告した。このプロジェクトではIC機器の導入が進んでいる。
さらに、特別委員会の設置や、補正予算案、各種条例の改正議案が上程された。町民の利便性向上を図る取り組みや、地域貢献活動の強化に向けた進展について言及され、議員からの質疑が行われた。
最後に、議長は本日の議事を閉じる旨を告げ、午前10時38分に散会した。議会では、町民にとって必要かつ重要な議案について慎重に審議がなされる予定である。