令和6年1月23日、苅田町議会臨時会が開催された。
会議においては、重要な議案が上程され、全会一致で可決される運びとなった。
日程には、議案第1号「令和5年度苅田町一般会計補正予算(第10号)」および議案第2号「工事請負契約の締結について」が含まれていた。これらは緊急性の高い内容とされ、慎重な審議を経た。
最初に、町長の遠田孝一氏が議案の提案趣旨を説明した。内容は、歳入歳出予算の総額に1億4,177万5,000円の追加を含め、総額175億4,954万6,000円とするものである。この中で、住民税均等割が課税される世帯に対して1世帯10万円の給付金および、子育て世帯への加算として18歳以下の子ども1人当たり5万円の給付金が計上されている。
また、火葬炉の修繕に関する費用として1,735万8,000円が盛り込まれた。議案に対する質疑においては、特に歳出に関する疑問がなかったことが確認された。工事請負契約に関しては、村上智宣氏が業者選定に関する質疑を行い、必要に応じて地方業者を優先的に起用する努力を求めた。
次に、厚生文教常任委員会からの報告では、火葬場の修繕の頻度や内容についても詳しく検討された。委員からは修繕が多い理由に関する質問があり、執行部からは耐火れんがの修繕が多いことが説明された。
これら議案は全会一致で可決され、議会は円滑に進行した。議長の沖永義樹氏は、今後も住民に寄り添った適切な施策の実施を期待していると述べ、議事を締めくくった。
苅田町議会は、今後も住民からの信頼を損なわないよう、透明性のある運営を求められている。議会において挙げられた議題の重要性が示され、議員間の活発な意見交換がなされることが求められる。