令和元年12月20日、苅田町議会第6回定例会が開催された。この日の会議では、二件の意見書案が上程され、質疑を経て両案とも可決されることとなった。
特に注目されたのは、白石 学議員(公明党)による意見書案第8号、"あおり運転"の厳罰化を求めるものである。この提案は、現行法に欠如するあおり運転に関する規定を見直し、法改正を促す内容となっている。白石議員は、「あおり運転を初めとした極めて悪質・危険な運転に対し、厳正な対処を望む国民の声が高まっている」と述べ、再発防止のための講習や広報活動の強化が必要と強調した。
意見書案第9号、台風19号からの復旧・復興に向けた対策案についても、小山 信美議員(公明党)が提案した。小山議員は、「河川の堤防決壊や浸水被害等、甚大な影響を受けた地域に早期の支援が求められている」と訴えた。また、具体的な対策として「改良復旧」や、関連する施設の支援の拡充を要望し、議員たちの賛同を得た。
両意見書案は質疑もなく、すぐに採決に移られ、賛成多数で可決されたことが報告された。これにより、政府側へ該当の意見書が送付されることとなる。
議事日程の後半では、各常任委員会からの報告が行われた。総務常任委員会、産業建設常任委員会、厚生文教常任委員会からそれぞれが審査した議案についての結果報告があり、全ての議案が全会一致で可決された。
最後に、議会閉会中の各委員会における調査事項や議員の派遣についても提案され、そのまま承認された。これにより、本日の会議は午前10時39分に閉会となった。