令和5年1月26日に開催された苅田町議会臨時会では、重要な議題が多く審議されました。
今回の臨時会では、主に議案の上程とその質疑、採決が行われ、特に令和4年度の一般会計補正予算が注目されていました。
また、国の出産・子育て応援交付金を受けた支出増についても、具体的な内容が明らかにされました。
会議では、最初に会期の決定が行われ、単日間の会議にすることに異議を唱える声はありませんでした。次に、議会閉会中に必要とされた諸報告が行われ、議員辞職の許可が確認されました。特に注目されたのは屏正隆氏の議員辞職に伴う厚生文教常任委員会の新委員長の選出です。友田敬而議員が新たに選任されました。
選挙第1号において、行橋京都メディカルセンター組合議会議員の補欠選挙が実施されました。辞職により欠員が生じたところですが、友田敬而議員が指名され、全会一致で当選が決定されました。
令和4年度の苅田町一般会計補正予算は、歳入歳出の総額に対して約8866万円の追加を予定しています。遠田孝一町長は「私立保育園委託料の増額や、経済的支援のための予算が必要である」と説明しました。
かの補正予算に対する質疑では、尾形均議員から「繰越金の見込額」について質問が寄せられました。藤原昌彰財政課長は「令和3年度の決算剰余金は8億3414万1千円と確定している」と答えています。今後については3月補正予算編成が進行中であり、不要額が多く出ているため、減額対応が主となる見通しです。
採決においては、議案第1号は議場内で原案通りの可決が承認され、最後に全議事が終了となり、会議は閉会しました。議長の坂本東二郎氏は「お疲れさまでした」と述べ、議会の運営に感謝の意を示しました。