令和2年6月18日、苅田町議会において新型コロナウイルス対策に関する一般質問が行われた。最初の質問は、今年3月に実施できなかった一般質問のリベンジとして新型コロナウイルス対策についてで、花見文敏議員から教育長への質問があった。
花見議員は新型コロナウイルス対策として、まず学校問題、次に高齢者問題、防災対策、そして河川整備について質問を行った。新型コロナウイルスの影響で、教育現場では一時的に臨時休業があった。教育長、井上三津子氏は、臨時休業期間中に実施した家庭学習や、そこでの未履修内容の取り組みについて言及した。
臨時休業中の学習内容について、教師が作成した未履修学習のプリントを配布し、新学期に補充指導を行う計画を発表した。また、今後の対応についても、学力向上を図るための授業時数の確保に努めていると述べた。特に受験生である小6と中3には優先的に、授業内容を確保する姿勢を強調した。
さらに、家庭学習での子供たちへの支援を充実させる方針が示された。具体的には、タブレット端末の整備が進められ、夏休み期間中も学ぶ機会を設けようとしている。また、保護者との連携をしっかりと行うことも重要視されている。
新型コロナウイルスの影響を受けやすい基礎疾患を持つ児童についても懸念が表明された。教育長は実態把握に務め、必要なサポートを提供することを約束した。加えて、感染者が出た場合の受け入れ体制や、保育園でどう対策を講じるかについても言及され、職員の負担を軽減するための工夫やサポートが求められた。