令和元年9月11日、苅田町議会は第4回定例会を開催した。議会では多くの議案が審議され、無事に可決される結果となった。特に、議案第48号の平成31年度苅田町一般会計補正予算（第2号）については、賛成多数で可決された。
総務常任委員会の井上修委員長は、議案の審査結果を報告した。特に、補正予算では、臨時職員の不足についての説明があり、また将来的にも公共施設の大幅改修を見据えて基金への積立が重要であると強調した。議案第48号をはじめ、他の議案でも賛成が多数を占めており、全体の流れがスムーズに進行したことが伺える。
産業建設常任委員会からは、桝谷忠明委員長が審査経過を報告。プレミアム商品券に関する事務経費が県から商工会議所に支払われることや、土木費に関する質問に対しても執行部から具体的な回答があったことが紹介された。議案は全会一致で可決されたものが多い。
厚生文教常任委員会の友田敬而委員長もまた、補正予算に関する質疑や意見交換の結果として、保育士確保についての要望や幼児教育・保育無償化の影響について報告した。この項目も全会一致で可決された。特に、幼児教育に関する施策が町の今後に大きな影響を与えることが期待されている。
決算特別委員会の屏正隆委員長は、平成30年度決算の認定について詳細な報告を行った。特に、訴訟業務委託料やコミュニティバスの運行状況など具体的な数値も取り上げられ、透明性のある報告がなされた。
議会閉会中の各委員会の調査事項についても、各委員長が調査の進捗を報告。今後の議員派遣に関する提案もあり、さらなる議会の活性化が期待される。議長の坂本東二郎君は、最終的な挨拶の中で議会運営への感謝の気持ちを述べ、長年の議員活動を終える議員への労いの言葉を贈った。
最後に、万歳三唱を以て議会を締めくくった。町民の期待に応える施策が実現することが期待される。